一般社団法人日本ポール・スポーツ協会について

一般社団法人 日本ポール・スポーツ協会(Japan Pole Sports Association - JPSA) は日本におけるポールスポーツ、ポールダンスの振興・発展に寄与し、日本のポール・スポーツという新たな一貫指導による選手強化のあるべき姿を提示し、社会的にも好評を得るところを目的とし、アスリートポールダンサーの活動を支援いたします。

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JPSAについて

  日本ポールスポーツ協会のホームページにようこそ。当協会はポールスポーツのための唯一の日本機関であり、世界大会ポールスポーツ、アーティスティックポール、ウルトラポール、パラポール(障碍を持った選手の為の大会)の大会規定基準に基づいてポールスポーツアスリート、コーチ、そして加盟団体を発展サポートするために活動しています。

  日本ポールスポーツ協会は、非営利組織でありアスレティックスポーツとしてのポールの普及活動を行っています。当協会の組織メンバーはすべてボランティアであり、日本国内でのポールスポーツの育成と、アスリート、コーチ、審査員を教育およびサポートし、ポールスポーツの確立を目指しています。

  日本ポールスポーツ協会はポールスポーツの世界機関であるInternational Pole Sports Federation(以下IPSFと略す)に認められた加盟協会であり、IPSFの認定した日本での国際大会の開催、コーチングおよび教育を行っています。
またIPSFはオリンピック競技を含む全ての世界スポーツを統括するGlobal Association of International Federation(以下GAISFと略す)の会議参加者であり、世界アンチドーピング協会(WADA)に加盟しています。
IPSFと日本ポールスポーツ協会の目指すところは、ポールスポーツが公式スポーツとしてオリンピック競技会に認められ最終的にオリンピック競技になることです。

  当協会の開催する「全日本ポールスポーツ選手権大会」は、世界25か国で開催される国内大会のひとつであり、毎年開催を行っています。今ではポールスポーツ大会に参加する選手の数は世界で5000人を超えています。
各国での国内大会で、下記カテゴリーごと上位2名がその国の代表選手となり、世界大会へ出場の切符を手にし、世界レベルで競い合う、世界規模のスポーツ競技とまで発展しています。

  • Senior Women 18~39歳の女子シニア
  • Senior Men   18~39歳の男子シニア
  • Female/Female Doubles   18歳以上の女子/女子によるダブルス
  • Male/Male Doubles 18歳以上の男子/男子によるダブルス
  • Male/Female Doubles 18歳以上の男子/女子によるダブルス
  • Master 40+ Women 40歳代の女子マスター
  • Master 40+Men 40歳代の男子マスター
  • Master 50+ Women 50歳代の女子マスター
  • Master 50+Men 50歳代の男子マスター
  • Junior Girls   15~17歳の女子ジュニア
  • Junior Boys   15~17歳の男子ジュニア
  • Junior Doubles Mixed ジュニアダブルス(15~17歳 男子女子混合)
  • Novice Girls 10~14歳の女子ノービス
  • Novice Boys 10~14歳の男子ノービス
  • Novice Doubles Mixed ノービスダブルス(10~14歳 男子女子混合)
  • Pre-Novice プレノービス
  • Parapole
  • Artistic Pole
  • Ultra Pole


  各上位2名のトップアスリートは毎年日本代表選手として40か国を超える各国代表選手が集まる世界大会World Pole Sports Championship (WPSC)に、日本からも毎年代表選手が出場を続けています。
IPSFの審査ルール、規定、スコアシステムはIPSFのテクニカルチームにより、公正かつ明瞭な審査を行う為に入念に作り上げられてきたものです。

Vision&Mission

私たちのビジョン
「ポールスポーツのコーチ、審査員、選手が、ポールスポーツのあらゆる場面で彼らの高い潜在能力を十分に発揮できる最適な環境をつくること」

私たちのミッション
「世界中のより多くの人がポールスポーツの魅力を知り、安全かつ効果的にポールスポーツに参加できるようにすること」

このビジョンとミッションを、鍵となる下記項目8つを通して達成することを目標としている。

1 ポールスポーツにフォーカスする
私たちは全コーチ、審査員、選手、応援者がポールスポーツに熱中し楽しめるよう、彼らの年齢、バックグラウンド、能力、障害に関わらず、それぞれの活躍する機会を提供しスポーツ競技としてのあらゆる面で彼らの潜在能力を理解し発展させる。

2 国際的な成功
私たちはポールスポーツが総合世界競技として国内的にも国際的にも認められ、最終的にオリンピック競技およびパラリンピック競技のひとつなることを目指す。

3 パートナーシップ
ポールスポーツの構築と支援、機会を提供できるようあらゆる面での強い内交的、外交的パートナーシップを発展させる。

4 ポールスポーツの紹介と高揚
私たちは公にポールスポーツのあらゆる場面での活動を公開、紹介することで認知の広まり、スポンサーや資金の確保、そしてより多くの参加者の増加を目指す。

5 アスリート支援
広範囲にわたるポールスポーツの組織、コミュニティを大きく広範囲にわたって発展させることで ポールスポーツアスリートが大会出場から引退した後のキャリア作り支援をも目指す。私たちはポールスポーツアスリートの為の長期的な視点での未来構築を目指している。

6 コーチサポート
確実なスキルを持ったコーチがポールスポーツアスリートの指導サポートができるよう、包括的、倫理的そして価値のあるコーチングシステムを構築して行きたい。

7 アンチドーピング
世界各国および全スポーツ競技において公平性かつ統合性のある世界基準と認められている世界アンチドーピング機関(WADA)の規則に沿ったアンチドーピングプログラムを維持していくのを目的としている。

8 統制および規制
あらゆる地域における国家的見地から、公平で包括的なポールスポーツ競技の統制と規制を行う。

ポールスポーツのHistory

  日本でのポールスポーツは2012年日本人初のポールスポーツ選手 岡本雅世選手&中和也選手が世界初のポールスポーツ世界大会に日本代表として出場し、銅メダルを獲得したことから始まります。
その後、日本でのポールスポーツの普及、日本のアスリート、コーチ、審査員、そして応援者をサポートする目的で、2013年4月1日に日本のポールスポーツ第一人者である岡本雅世によって設立されました。
そして2013年10月に日本ポールスポーツ協会はIPSFにより正式にポールスポーツの日本支部として認定され、毎年全日本ポールスポーツ選手権大会を開催し、日本でのポールスポーツを確立させてきました。

  ポールがスポーツとして捉えられるようになったのは2006年にさかのぼります。2006年からポールダンスがフィットネスとして人気が出始め、ポールダンスの大会が開催されるようになりました。当時は大会にスコアシステムや審査基準などはほとんど無く、技術そして芸術性に優れた選手に優越をつけたり点数を与えることもなく、審査員が何を基準にするかも定まったものはありませんでした。

  2006年にKatie Coatesによってある調査が行われました。それはポールダンスがオリンピック競技となることに対してポールの団体、個人などポールコミュニティに賛否を問うものであり、結果1万以上の賛成票が集まりました。現代表理事 岡本雅世も賛成票を述べた一人でした。2008年、アメリカのTim TrautmanがKatie Coatesと一緒にInternational Pole Sports Federation(IPSF)を設立、単なるフィットネスの為の運動から国際的なスポーツ競技と移行させるべく、ポールスポーツのチームを結成、ポールスポーツの大会を開催し始めました。

  その後は様々な国でIPSFの加盟協会の設立が世界中で続き、最初の世界大会であるWorld Pole Sports Championship(WPSC)が2012年に開催。14か国から集まった43名のアスリートによる大会となりました、そのうち男子アスリートは7名のみでした。
次年度2013年には初めてユースカテゴリーができ、7名のユースアスリートが参加。しかし、それから5年、2017年にはユースアスリートの数は80%増加、2017年のWPSCは36か国から229名のアスリートが集まる大規模な世界大会にまで成長を遂げました。

  2011年までポールスポーツアスリートのうち女性の割合は95%を占めており、結果として世界オリンピック競技会(IOC)から男女の割合バランスを改善するようフィードバックを受けることとなり、IPSFの課題となっていました。2017年、男子ジュニアと男子ノービスカテゴリーが新たに加わったことにより、男性の占める割合は70%増となりました。

  2014年にIPSFはGlobal Association of International Federation(GAISF)への加盟登録に向けて、GAISFとIOCの基準に従いながら自己整備、統制を重ねてきており、世界25か国の加盟協会に加え、さらに12か国が現在IPSF加盟協会となる手続きを進めています。

近年のポールスポーツの発展略歴

  • 2009年  IPSF設立
  • 2012年  初の世界大会開催
  • 2013年  ユースプログラムの導入
  • 2014年  SportAccord(現在GAISF)とファーストコンタクト
  • 2014年  アンチドーピングシステムの導入
  • 2015年  SportAccord(現在GAISF)へ加盟申請
  • 2016年  WADAとの契約承認確立
  • 2016年  IOCの加盟申請
  • 2017年  IPSFのGAISF加盟承認に向けてのFIGとGAISFとの3者協議参加
  • 2017年  現在GAISFのオブサーバーとして認定されて+いる
一般社団法人日本ポール・スポーツ協会
理事長 岡本 雅世